だいぶ日にちが経ってしまいましたが(焦)、ひょんなことからフランスのLate 70's~80'sポスト・パンク・バンド、Fraktureのメインマン、セルゲイと会ってきました。
場所は池袋の喫茶店!!
3月24日夜に突然携帯に公衆電話着信が入り、電話出たら「Fraktureのセルゲイだけど、いま池袋にステイしてるから明日会わないか?」とのこと(笑)
実はボクは個人的にFraktureが残した唯一のシングル"Sans Visage"をすっごく探してた時期がありまして・・・、たぶん去年の終わりくらいかな?
なんとか海外からそこそこの値段で購入したんですけど、それと同時くらいに「Fraktureは当時のフランス産オムニバス『Rock n Renne』LPに提供した曲とか未発表デモをまとめた編集盤CDがあるんだぞ」という情報を、デスロック/ポスト・パンク・バンドGrotesque Sexualityのシンガーにして『Grave Jibe Fanzine』というウェブZINEをやってるロシア人メイト、ナットソルから聞きまして。
で、そのCDが欲しくて欲しくて、フランスの友人らに「なんとか買えないかなぁ~?」とマイスペ越しに頼んだりしてたのです。
でもCDはもうとっくの前(2005年くらい?)には廃盤になっていて入手不可だったので、ちょうどあきらめかけていたんですけどね・・・。
そしたら、ロシアン・メイトのナットソルから「Fraktureのセルゲイが日本に行くから彼にナオヒロの連絡先を教えておいた。CDもプレゼントしたいと言っている」という奇跡的メールが来たのです!
マジかよ!嬉しい!と思いつつ、本当に来るのかよ?とも思いました(笑)
なにせ携帯とかも持ってないだろうし、本当に会えるのかな~?って。
で、そこからさっきの公衆電話アタックにつながるワケですね!
ビックリしたけど凄く嬉しかったです!
CD『Checkl Point』もプレゼントしていただいて(本人から!)無事GET!
お礼に†13th Moon†のCDも差し上げました(笑)
で、セルゲイとは40分くらい話したのかな?
彼に直接話を聞いて、そして『Checkl Point』を聴いてやっとバンドの全貌がわかったんですけど、彼らは77年ごろからバンドの母体があって、セルゲイはMarquis De Sadeっていうパンク/ニューウェイヴ・バンドに参加したりしつつFraktureをまとめていったそうです。
初期の彼らはの曲はドイツ語で歌われてるんですけど、セルゲイ曰く「フランス語で歌うことはカッコ悪いと思ってた、なんていうか語感がロックやパンクに合わないと感じてて、かといって英語で歌うことはイージーだから、あえてハードル上げてドイツ語にしたんだよ」とのこと。
フランス人から見ても、やっぱしあの「イッヒ!カッツェン!シャウエッセン!」なパキパキ感がカッコイイんすかね!
マイスペあるので楽曲を聴いてみてください!
CDにはけっこうDead Kennedy'sっぽいハードなポスト・パンク・ナンバーもありましたよ。
彼らの曲に"Nagasakind"って曲があって、それについて「あれは日本のナガサキのこと?」と聞いたら、やはり長崎の原爆について歌った曲だとのコトでした。
セルゲイ曰く「日本人のキミからしたら、そのようなことを歌にするのは良く思わないかもしれないね。でもボクらはそこにある事実を知らしめて2度と起こさないように訴えたいんだ」と。
そんな彼は今はフランスの新聞社でジャーナリストを務めているそうです。
音楽活動も続けててレコーディングもするってコトなので、楽しみに待ってますよ!
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